日向ぼっこ
「おっ、お前…なに言って!」
顔を赤くしてる日向くんを見て、愛おしいって思った。
守りたいなんて。
これが愛情なのか。
今まで家族や友達に感じた愛情とは、また違う形の愛情。
胸のドキドキが止まらないし、愛おしいと苦しいぐらい思う。
「あたしねー、日向くんが好きだよー。だぁい好き」
何故か思ったことそのまま日向くんに言えちゃう。
不思議ー、この感覚。
「お、お前…なんか変だぞ!?」
真っ赤にして叫ぶ日向くんにまたぎゅうぎゅう抱きつく。
また固まる日向くん。
それがおかしくて笑っちゃう。
楽しいなー。
「へー、美桜ちゃんって酔っちゃうとこんな風になるんだー」
ニヤニヤした湊くんが視界の端に映る。