日向ぼっこ

「はぁ!?湊!酒の飲ましたのか!?」


驚く日向くんの声をぼんやりと聞く。


なんか頭がぽーっとする。


「うん、でもアルコール少ししか入ってないチューハイでこんな酔うとはね。てか日向だけずるーい俺にも抱きついて?美桜ちゃん」


ん?湊くんにおいでーっと手を広げられる。


「うんっ」


そう言って日向くんから離れて、ぴょんっと湊くんに抱きついた。


「おっ、こんなに簡単にきてくれるとは思わなかった」


「ふふふー」


フワフワしてなんか楽しい。


初めて感じるこの感覚。


「ん?この感触…もしかして美桜ちゃんノーブッ!?」


「おい黙れ変態」


クッションを湊くんに向かって投げた日向くん。


「…いって、なにすんのー。……この感触を耐えられるなんて…すげぇな。もしや日向男じゃないんじゃ…」


「男だわ!てかそろそろ離れろ、お前ら」


「なんで?いいじゃん。美桜ちゃんは居心地良さそうにしてるよ?俺の腕の中で」

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