日向ぼっこ
「ごっ、ごめんな…さい!!」
謝っても離れてくれなくて、あたしは顔の熱が抜けない。
「はぁ…なんでこんなことに」
そ、それはあたしも思ってるんですけど。
なんて言ったらまた怒るよね…。
口を継ぐんでいたら、ガチャリとドアが開いた。
「おっ、やっと目覚ましたか!」
「よく我慢したな。俺は、あの状況なら襲ってる」
これまたイケメン二人が入ってきた。
ニヤニヤした二人が彼を見つめる。
「はぁ…うざいのに見られた」
「なぁなぁ!お前あの、女に興味がない日向をどうやって誘ったんだ?」
「そうそう、あの童貞の日向ちゃんをどうやって誘ったの?」
二人に、ねぇねぇと問いただされる。