極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
「まぁ、でも、あの笹崎を落とすのは難しいだろうな。あいつ、恋愛とかまったく興味なさそうだし……あっ、店員さん。蕎麦茶プリンひとつ追加で」
俺の奢りなのをいいことに、奏介はデザートまで注文した。
本当にこいつは子供の頃からちゃっかりとしている。思わず、呆れた視線を向けてしまった。
「えっ、なに? もしかして千紘も蕎麦茶プリン食べたかった? そうなら早く言えよ。すみませーん、店員さん。蕎麦茶プリンもうひとつ追加でお願いしまーす」
「おい。俺は別に蕎麦茶プリンが食べたかったわけじゃない」
「あっ、そう。物欲しそうな目で見てるから、食べたいのかと思った」
そんな目で奏介を見ていたつもりはないが、なんだかもう言葉を返すのも疲れてしまい、黙ってお茶をすする。
「それにしても、恋愛事に興味がなさそうな笹崎が、おしゃれして男と食事をすると言った日は驚いたな」
不意に話し始めた奏介を横目で見ながら、俺は湯呑をテーブルへと置いた。
俺の奢りなのをいいことに、奏介はデザートまで注文した。
本当にこいつは子供の頃からちゃっかりとしている。思わず、呆れた視線を向けてしまった。
「えっ、なに? もしかして千紘も蕎麦茶プリン食べたかった? そうなら早く言えよ。すみませーん、店員さん。蕎麦茶プリンもうひとつ追加でお願いしまーす」
「おい。俺は別に蕎麦茶プリンが食べたかったわけじゃない」
「あっ、そう。物欲しそうな目で見てるから、食べたいのかと思った」
そんな目で奏介を見ていたつもりはないが、なんだかもう言葉を返すのも疲れてしまい、黙ってお茶をすする。
「それにしても、恋愛事に興味がなさそうな笹崎が、おしゃれして男と食事をすると言った日は驚いたな」
不意に話し始めた奏介を横目で見ながら、俺は湯呑をテーブルへと置いた。