極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
「どうせまた見合い話だろ。俺は忙しいんだ。そんなくだらないことに大事な業務時間を割きたくない」

「くだらないとはなんだ! 私は、お前のためを思ってだな」

「俺のためを思うなら、テーブルの上の見合い写真を今すぐに片づけてお帰りください。俺はじぃちゃんの選んだ相手と結婚をする気がないって何度言えばわかるんだこの頑固じじぃ」

「が、頑固じじぃだと」

「お、おふたりとも。どうか落ち着いてください」


一触即発なふたりの会話に焦りを感じて、私はとっさに間に入った。けれど、ふたりの会話は止まらない。
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