極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
「麦茶のお代わりをお持ちしますね」
なんとなく空気が気まずくなり、千紘社長のグラスが空になっていたので、それを理由に私は席を立った。
キッチンへと向かい、冷蔵庫を開けて麦茶のペットボトルを取り出すとグラスへ注ぐ。半分ほど入れたところで、ペットボトルを冷蔵庫へ戻した。そのとき、不意に後ろからふわっと優しく抱き締められる。
「俺は、笹崎さんが俺の秘書になって初めて挨拶に来てくれたときから君が好きだよ」
耳元で聞こえた千紘社長の声に、ドキッと心臓が跳ねる。
「最初は笑顔に惹かれた。緊張しながら俺に挨拶をしたあとのホッとしたような笑顔が可愛かった。俺の秘書として必死に仕事を覚えて、どんな頼み事も完璧にこなしてくれる一生懸命で真面目なところも、俺が疲れたときにそっと紅茶を出してくれる気遣いも、控え目だけど自分の気持ちをしっかりと伝えようとしてくれるところも……」
後ろから私を抱きしめながら、千紘社長は言葉を続ける。
なんとなく空気が気まずくなり、千紘社長のグラスが空になっていたので、それを理由に私は席を立った。
キッチンへと向かい、冷蔵庫を開けて麦茶のペットボトルを取り出すとグラスへ注ぐ。半分ほど入れたところで、ペットボトルを冷蔵庫へ戻した。そのとき、不意に後ろからふわっと優しく抱き締められる。
「俺は、笹崎さんが俺の秘書になって初めて挨拶に来てくれたときから君が好きだよ」
耳元で聞こえた千紘社長の声に、ドキッと心臓が跳ねる。
「最初は笑顔に惹かれた。緊張しながら俺に挨拶をしたあとのホッとしたような笑顔が可愛かった。俺の秘書として必死に仕事を覚えて、どんな頼み事も完璧にこなしてくれる一生懸命で真面目なところも、俺が疲れたときにそっと紅茶を出してくれる気遣いも、控え目だけど自分の気持ちをしっかりと伝えようとしてくれるところも……」
後ろから私を抱きしめながら、千紘社長は言葉を続ける。