極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
“会社と社員を守るために頭を下げるのも社長の大切な仕事だから”

楓ちゃんの同じ部署の先輩が取引先とトラブルを起こしてしまい、その謝罪のために千紘さんが自ら先方を訪ねたとき。その帰りの車の中で、彼はそう呟いていた。そして、今回も……。

‟彼らの力に少しでもなれてよかった”

事業開発部の森山さんたちのチームのために自ら交渉へと向かった。

千紘さんの秘書になって私が真っ先に気が付いたのは、彼が社員一人一人をとても大切にしていることだった。

そんな彼の仕事振りを間近で見て、サポートができる自分を私は誇らしく思っているし、千紘さんのもとで仕事をする毎日にとても満たされている。

できることならこのまま続けたい……。

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