極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
そして今も、秘書室で仕事をしながら不意に気持ち悪さを感じて、デスクの引き出しに忍ばせてあるグミをひとつ取り出した。
それを口に放り込もうとしたとき、デスクの上の内線が鳴る。いったんグミは諦めて受話器を取った。
「はい。秘書室、笹崎です」
『受付の西野です』
受付ということは、お客様がお見えなのだろうか。
『笹崎さん。社長にお客様がいらしているのですが……』
やっぱり来客の知らせだ。
でも、それを知らせる西野さんの様子がどこかおかしい。小声でヒソヒソと、少し言いづらそうな話し方が気になる。
それに、千紘さんが出張で不在にしていることは事前に私から西野さんに伝えてあるので彼女も知っているはず。いつもなら来客は受付でお断りしてもらっているのに、どうして今回は私へ連絡が来たのだろう。
「お客様はどちらの方でしょうか」
そう尋ねると、西野さんの声はますます言いづらそうに小声になる。
それを口に放り込もうとしたとき、デスクの上の内線が鳴る。いったんグミは諦めて受話器を取った。
「はい。秘書室、笹崎です」
『受付の西野です』
受付ということは、お客様がお見えなのだろうか。
『笹崎さん。社長にお客様がいらしているのですが……』
やっぱり来客の知らせだ。
でも、それを知らせる西野さんの様子がどこかおかしい。小声でヒソヒソと、少し言いづらそうな話し方が気になる。
それに、千紘さんが出張で不在にしていることは事前に私から西野さんに伝えてあるので彼女も知っているはず。いつもなら来客は受付でお断りしてもらっているのに、どうして今回は私へ連絡が来たのだろう。
「お客様はどちらの方でしょうか」
そう尋ねると、西野さんの声はますます言いづらそうに小声になる。