極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
訳あって節約生活を送る私の普段の昼食は手作りのお弁当と決まっているけれど、この日だけは社食のカフェメニューを楽しむご褒美デー。
とはいえ、普段からの節約グセが抜けず、選んだメニューはわりと値段が優しいエビピラフとスープのセット。
その美味しさに感動しながら、同期との久しぶりのランチを楽しんでいた……はずだったけれど。
「ウソでしょ⁉ 柴乃、もう新しい男できたの?」
「うん。海外事業部の村田さん」
「村田さん⁉ って、確か、成績優秀で去年とおととしの二年連続で社内賞取った人だよね」
「そうだよ。彼は、出世コース間違いなしの優良物件!」
「はぁ……。相変わらず、柴乃の男を選ぶ基準には呆れるわ」
「ちょっと楓! 今、ため息ついたでしょ」
柴乃ちゃんに新しい彼氏ができたという話題に変わると、楓ちゃんの表情が少しずつ険しくなり、ふたりの会話の雲行きが怪しくなってきた。
とはいえ、普段からの節約グセが抜けず、選んだメニューはわりと値段が優しいエビピラフとスープのセット。
その美味しさに感動しながら、同期との久しぶりのランチを楽しんでいた……はずだったけれど。
「ウソでしょ⁉ 柴乃、もう新しい男できたの?」
「うん。海外事業部の村田さん」
「村田さん⁉ って、確か、成績優秀で去年とおととしの二年連続で社内賞取った人だよね」
「そうだよ。彼は、出世コース間違いなしの優良物件!」
「はぁ……。相変わらず、柴乃の男を選ぶ基準には呆れるわ」
「ちょっと楓! 今、ため息ついたでしょ」
柴乃ちゃんに新しい彼氏ができたという話題に変わると、楓ちゃんの表情が少しずつ険しくなり、ふたりの会話の雲行きが怪しくなってきた。