極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
こんな性格の私だから、柴乃ちゃんと楓ちゃんと一緒にいると、たまに会話から取り残されてしまう。
今も、右手にスプーンを持ったまま、ふたりの顔を交互に見つめて、ヒートアップしていくトークを静かに見守っている。
「毎度のことながら、柴乃の男の乗り換えの早さには引くわ~」
「うっさい。仕方ないでしょ。私は早くいい男を見つけて結婚したいの。新婚ほやほやの楓様には独身の私の気持ちなんてわからないだろうけどね」
「わかりたくもないわ」
「ひっど。ねっ、桃子は独身仲間だから私の味方だよね」
「えっ、私⁉」
突然、柴乃ちゃんに話を振られて驚いた私は、思わず肩がビクッと跳ねた。その拍子に、手に持っていたスプーンをテーブルに落としてしまい慌てて拾う。
すると、そんな私を見ていた柴乃ちゃんが、テーブルに肘をつき手にあごを乗せると、軽くため息をついた。
今も、右手にスプーンを持ったまま、ふたりの顔を交互に見つめて、ヒートアップしていくトークを静かに見守っている。
「毎度のことながら、柴乃の男の乗り換えの早さには引くわ~」
「うっさい。仕方ないでしょ。私は早くいい男を見つけて結婚したいの。新婚ほやほやの楓様には独身の私の気持ちなんてわからないだろうけどね」
「わかりたくもないわ」
「ひっど。ねっ、桃子は独身仲間だから私の味方だよね」
「えっ、私⁉」
突然、柴乃ちゃんに話を振られて驚いた私は、思わず肩がビクッと跳ねた。その拍子に、手に持っていたスプーンをテーブルに落としてしまい慌てて拾う。
すると、そんな私を見ていた柴乃ちゃんが、テーブルに肘をつき手にあごを乗せると、軽くため息をついた。