秘密事項:同僚と勢いで結婚した


「えっ…聞いてた…?」

「無理。李が可愛くて抑えらんない。」


この男…かなり盛り付いているぞ…?


状況を整理させるように頭をフル回転する。

私は辞めて欲しいと思っていて、それなのに夫は抱こうとして…。


「………穂高くん。」

「ん?」


私は穂高くんの頬を摘んで、精一杯の抵抗をした。


「……いひゃい…」

「冷静になってくださいませんかね?」

「…………はぃ…」


この会話をしてからというもの、それぞれ自室で寝ることが決定した。


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