秘密事項:同僚と勢いで結婚した
ずっと、ずっと自分のものにしたいって思ってた俺の気持ちなんか。
「……さっきのやつ……いいよ。籍、いつ入れる?」
さっきのプロポーズの言葉を真に受けたように取り繕って結婚まで誘導する。断られないように、外堀を埋めるように話を進めれば葉山は承諾した。
葉山の失恋が自分の最後のチャンスだと思ったら逃してたまるか、なんて考えが頭をよぎって…。
葉山の傷みにつけこんだ。
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