呼吸と鼓動
卒業式
悠貴side
月日が流れて今日は卒業式。
この日の為に有給を取った。道中の花屋さんで小さな花束を買う。
流石に保護者席に座る勇気はなかったので、校門で待ち合わせしようと約束して、式が終わる時間に合わせて来た。
「卒業おめでとう」
花束を手渡す。
「用意してくれたの?ありがとうっ」
普段あまりメイクをしない葵も今日は軽くメイクをしている。
この制服姿を見るのも今日で最後か。
葵も4月からは大学生。
勉強したい分野の大学に見事合格して高校卒業後はその大学に進学するらしい。
葵は頭もいいし要領もいいから正直何にでもなれると思う。
将来は一体何者になるんだろう。今から楽しみで仕方ない。
「いつにも増してかわいいよ」
「…ねぇ、やめて」
あからさまに照れる葵。
「せっかくだから写真撮らせて」
校門の前で写真を撮る。近くの人に2人の写真も撮ってもらった。
「この後友達と遊び行ってくる!」
「最後の放課後だもんね。楽しんでおいで!」
僕はこの後葵とディナーに行く気満々だったのですが…。
友達がいるのはいいことだよね。僕は牛丼買って家で映画でも見ようかな。
この日の為に有給を取った。道中の花屋さんで小さな花束を買う。
流石に保護者席に座る勇気はなかったので、校門で待ち合わせしようと約束して、式が終わる時間に合わせて来た。
「卒業おめでとう」
花束を手渡す。
「用意してくれたの?ありがとうっ」
普段あまりメイクをしない葵も今日は軽くメイクをしている。
この制服姿を見るのも今日で最後か。
葵も4月からは大学生。
勉強したい分野の大学に見事合格して高校卒業後はその大学に進学するらしい。
葵は頭もいいし要領もいいから正直何にでもなれると思う。
将来は一体何者になるんだろう。今から楽しみで仕方ない。
「いつにも増してかわいいよ」
「…ねぇ、やめて」
あからさまに照れる葵。
「せっかくだから写真撮らせて」
校門の前で写真を撮る。近くの人に2人の写真も撮ってもらった。
「この後友達と遊び行ってくる!」
「最後の放課後だもんね。楽しんでおいで!」
僕はこの後葵とディナーに行く気満々だったのですが…。
友達がいるのはいいことだよね。僕は牛丼買って家で映画でも見ようかな。