ずっとずっと、そばにいる

…この瞬間から、私達は、ゆっくりと何かが変わりてめていたのかも知れない。





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その後、新学期にも関わらず、いつも通り授業が行われた。

あいつは別に目立つこともなく、普通に授業を受けていた。

でも、なんだろう、あいつを見るだけで、

「イライラが止まらない……」

いきなりそう呟いた私のことを、まるで幽霊でも見るような目で眺めるのは雅人だった。

「な、なんだよお前……悪かったな、俺なんかが隣で…だからって怒るなよ…」

「大丈夫、あんたにキレてるわけじゃないから」

あまりにもイライラするものだから、シャーペンの芯をボキっと折った。