ずっとずっと、そばにいる

そのおかげで、数分後には体の震えもおさまった。

沙織には、すごく感謝してる。

沙織はこれからも、私の大切な親友で私の唯一の理解者だ。





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私は放課後に、図書室に行く日課がある。

部活になんて入っていられないから、私はもちろん帰宅部だ。

でも放課後は、バイトまでに少し時間がある。

家で電気代をくうのももったいないから、いつも図書室で時間を潰していた。

沙織はバトミントン部で、県大会まで行くほどの実力の持ち主だから、毎日部活に魂を燃やしいている。

そんな姿を見ていると、自分も普通に部活をしたかったなぁって思ってしまう時もある。

でもこれは自分で選んだ道だから、文句を言う気はない。

それに、誰もいない静かな図書室で本を読むのは気持ちが良かった。

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