ずっとずっと、そばにいる
そしておばあちゃんは、そっと私の背中を押してくれた。
一歩前に出たところで、ふと振り返る。
「行ってらっしゃい」
……おばあちゃん。
私も、私もね。
おばあちゃんのことが、大好きだよ。
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私は、自分でも表情が柔らかくなっていくのを感じながら、教室への階段を登っていった。
昨日に新学期を迎え、登る階数が増えた。
ーーー進級。
本当は、進級なんてとても小さなことだ思っていた。
何の変化も無くて、普段と全く変わらない。