君がいたから 2
柔らかそうで、色つやのよい唇。
微熱のせいで少しピンク色に染まっている頬が、
自然と目に入る
可愛いすぎる…って
結愛が体調崩しているときに申し訳ないけど
俺だって一応男だ。
大好きな結愛の寝顔を見て何も思わないわけがない
「結愛、愛してるよ 」
そっと、頬にキスを落とす。
本当はつやのあるプルンとした、唇に深いキスをしたいけど
今すると喘息の発作を誘発してしまうかもしれないから
結愛が元気になったときの、楽しみにしておこう。
歯止めが効かなくなる前に、寝室を出て軽くご飯を食べてお風呂に入る。
そして、また寝室に戻って、結愛の隣に寝た。