君がいたから 2
「たしかに、結愛が体調悪いのに隠したり、健康診断受けなかったら困る 」
「そうだよね。本当にごめんなさい 」
「でも、それは結愛が大切だから
俺が一生そばにいたいと思っているからなんだよ
何かあったらって考えると心配でしかたない」
「蓮………ありがとう 」
涙で顔がグシャグシャになった顔を上げると目がパチっと合う。
私を不安にさせないような優しい目なのに、真剣さが伝わり、何か言おうとしているのに気がついた。
「結愛、明日は朝、病院いこうな。
発作の原因も調べたいから 」
「わかった……… 私、やっぱり病気なのかな? 」
「検査してないからわからないけど、さっきの発作たぶん、アレルギー反応だと思う。
だから、そんなに不安にならないでな
でも、薬とか処方しないと
危なくて外には出せないからごめんね 」
蓮の言葉を聞いて胸をなでおろす。
アレルギも大変なのは知っている…
けど。入院になって、今までの生活が送れなくなるということはなさそうだから。
安心すると急に眠気に襲われて、視界が狭くなってきた
「本当………可愛いやつだな。おやすみ 」
私の体勢を変えてくれて、頭が蓮の膝の上に乗せられた。
そして、そのまま顔を撫でられながら眠ってしまった