君がいたから 2
「結愛、今日はたくさん頑張れて偉かったな、
ごほうび何がいい? 」
泣いてばっかりだったけど、よく頑張ってくれたもんな
今日は午前中は休みだし、結愛の好きなものでも買ってあげようと思って、結愛の方を見る。
すると、結愛は急に俺に抱きついてきた。
細い2本の腕を俺の背中にからめつけてきて上目遣いで見つめられた。
なんて可愛いやつなんだろう…
それだけでも、キュンとしてしまうのに………
「ごほうび、蓮がいいの。蓮、キスして 」
甘い声でこんなことまで…
俺、壊れて止められなくなるかもよ。
慌てて、顔を隠そうとするけど、そんな風にはさせないで、息がかかるくらいまで顔を近づける。
愛おしくてたまらない。
これじゃあ、俺にとってのごほうびになってしまうよ。
「本当にこんなんでいいの? 」
「いいよ 」
結愛の唇にキスを落とした。