君がいたから 2
柔らかい唇に心を奪われ、
どんどん深いキスになってきた。
「蓮、んん… 」
さらに可愛い声までして、舌を入れ結愛の口を塞ぐ。
これ以上は止めないとって思っても、止められなくて
結愛から胸をポンポン叩かれてしまう。
ようやく我にかえって結愛を見ると、苦しそう
慌てて口を離した。
「結愛、本当ごめん。悪かった。息できる? 」
「はぁはぁ、 大丈夫だよ 」
俺、何やっているんだよ。
余裕が無くなってこんなになるまでするなんて…
申しわけなさすぎて、
息を整えている結愛の背中をそっと擦る。
しばらくすると、結愛の呼吸も整ってきた。
「結愛、落ちついた? 」
「うん、だからもっとして? 」
「ダメ 」
俺がそろそろ限界なのにいつもより甘えてくる結愛
このままだとキスだけじゃ済まなくなりそうだったので、少し結愛から離れる。
大事な大事な結愛だから。少しは落ちつこう
「続きはまた夜。俺が仕事終わって帰ってきたら 」
「………うん 」
「結愛、そんな顔しない。愛してるよ 」
少し寂しそうな顔をしてしまった結愛のほっぺたに、そっとキスをしてから
車を動かして結愛を家まで送った。