君がいたから 2
「2人とも来てくれてありがとう
暑かったけど、結愛大丈夫だった?」
「香帆がいたから、なんとか大丈夫だったよ 」
美月の家まで行くと、冷房の効いた涼しい部屋に通されて麦茶を出された。
冷えた麦茶を飲んで、少し休んでいると、身体の熱さも無くなって体力も回復してきた。
香帆も美月もわからないところ聞きたいって言っていたけど、とりあえずノート出さないと始められないからカバンから取り出した。
すると…2人の視線を感じる。
「結愛、助けて全くわからない。
このままだと赤点取る 」
「生化学、本当意味不明すぎる。これ覚えるとか無理 」
2人に泣きつかれた。
医療系の学科はみんな生化学あるんだよね…
私も苦手だから力になれるか不明だけど、2人がわからないというところをじっくり読んでみる。
あっ! ここ蓮と勉強したところだ。
これなら、ちゃんと説明できるから安心した。