先生がいてくれるなら①【完】
「言わないなら置いて帰ろうかな」
黒いです、真っ黒ですよ、先生!
「……いいもん。ユキさんに泊めてもらって、ついでに先生の昔の話もっと聞かせてもらいますっ」
「お前、言うようになったな……」
先生、顔が怖いです。
笑顔なのに、目の奥が1ミリも笑ってません!
先生が怖い笑顔のまま私の頭を乱暴に撫で回したので、私の髪はグチャグチャになってしまった。
ユキさん、先生のウーロン茶にアルコール入ってたりしませんよね?
もしくは先生ってウーロン茶で酔う人とか?