先生がいてくれるなら①【完】
先生の住む駅に到着し、扉が開く。
乗り込んで来た人々の中に、先生を探す。
と、そこへ一人の浴衣姿の男性が近づいて来て「ちゃんと間違わずに乗れたな、エライエライ」と私の頭を撫で撫でするのは、もちろん、先生で……。
「なんだ、どうした?」
「ん?」と首を傾げる先生……。
なんだ、じゃないですよ先生!
先生の浴衣姿があまりにも格好良すぎて、私の頬が思わず熱くなる。
先生って……分かってたけど、学校以外では激しく格好良い……。