私はあなたの明日を描き続ける
私はそう言って『うーん』と背伸びして手を高く上げた。
何だかあの雲掴めそう…。
毎日こんな天気が続けばいいのにな。
雨の日は気分の沈むし、なんか嫌なことが起こりそうであまり好きじゃない。
「最近少し肌寒くなってきたね」
「……。ねぇ、ユウ。」
「ん?なに?」
「ネットでさ『死ね』とか『キモイ』とか心無い言葉言う人どう思う?」
アリサは所々綺麗に広がる青空を見上げてそんなことを言った。
「酷いなって思う。
自分が言われたらどう思うんだろうとか考えないのかなって思うし、私なら相手の気持ち考えたらそんなこと言えないよ。」