久遠くんの溺愛が止まりません

「俺、このままだとクリスマスは補習…かな。」
それって赤点取っちゃうかも…ってことだよね。


「まだ日にちあるから大丈夫じゃない？」

「いや、俺あんまり成績よくなくてさ、前回も…赤点スレスレだったんだよね。」

「そうなの…。」
祐人くんはイケメンで、スポーツ万能。
さらに優しいから勉強もできる万能タイプだと勝手に思ってたんだけどそんな弱点があったとは。


「ね、幻滅したでしょ？」
自嘲気味に言った。


「ううん。むしろそういうところがあってほっとしたよ。」


「そう？」


「うん。祐人くん完璧だし、苦手なこととかあるんだなって。」


「そういう風に見えてる？全然完璧じゃないよ。」
笑って言葉をつぐ。