久遠くんの溺愛が止まりません

「笑顔が可愛くて、いつもいい香りがして、肌が綺麗で……それとキスした後の表情がエロい。」


「えと…ありがと。
エロい……?
私、キスした後どんな顔してる?」
自分じゃ見れないし気になる。


「うーん。してみてないとわかんないかな。」
私の腕を引き寄せてそっと口づける。
念を入れてもう一度。


「ほら、今の顔。凄く色っぽい。」
目がとろんとして口がほんのすこし開いたまま。


「え?」


「あー。戻っちゃった。」
残念そうに言う。



「色っぽいって私とはかけはなれた言葉じゃない?」
身長低いし、胸は大きくないし、お世辞でも当てはまらない。


「あんな顔しといてそれ言う?
小春がもっと色っぽくなる所見てみたいなぁ。」


それって前回断ったあれだよね…。


「祐人くんはそういうことしたいの?」


「そりゃ今すぐでもしたいよ。」
さらっと爆弾発言。


「でも待つって約束したし、小春が準備できたらでいいからね。」


あれ以来、しようとは言われなかったけどずっと待っててくれてるんだよね。
興味がないといえば嘘になる。
でも一歩踏み出せないのは事実で、みんなはどのくらいのペースでするのかなぁ。
< 188 / 215 >

この作品をシェア

pagetop