久遠くんの溺愛が止まりません
「笑顔が可愛くて、いつもいい香りがして、肌が綺麗で……それとキスした後の表情がエロい。」
「えと…ありがと。
エロい……?
私、キスした後どんな顔してる?」
自分じゃ見れないし気になる。
「うーん。してみてないとわかんないかな。」
私の腕を引き寄せてそっと口づける。
念を入れてもう一度。
「ほら、今の顔。凄く色っぽい。」
目がとろんとして口がほんのすこし開いたまま。
「え?」
「あー。戻っちゃった。」
残念そうに言う。
「色っぽいって私とはかけはなれた言葉じゃない?」
身長低いし、胸は大きくないし、お世辞でも当てはまらない。
「あんな顔しといてそれ言う?
小春がもっと色っぽくなる所見てみたいなぁ。」
それって前回断ったあれだよね…。
「祐人くんはそういうことしたいの?」
「そりゃ今すぐでもしたいよ。」
さらっと爆弾発言。
「でも待つって約束したし、小春が準備できたらでいいからね。」
あれ以来、しようとは言われなかったけどずっと待っててくれてるんだよね。
興味がないといえば嘘になる。
でも一歩踏み出せないのは事実で、みんなはどのくらいのペースでするのかなぁ。