久遠くんの溺愛が止まりません
メニューはもちろんモンブランをオーダーした。
一日10個限定な上に人気過ぎて即完売する代物だ。


上のマロンクリームをスプーンですくい、ぱくっと口に入れる。

「…うわぁっ美味しい…」

感動で思わず震えてしまう。


「うまっ! 」

なめらかで優しい甘さが癖になりそう。


「ごちそうさま!」


「…小春、ついてるよ」

クスクスと笑いながら指摘される。

「え、どこ?こっち?」


「ううん。そっちじゃなくて…ここ」

指で私の口元を拭いそのままぺろっとなめる。

「ん、美味し。」

なにこれ。
何をやっても様になる祐人くん。
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