久遠くんの溺愛が止まりません
「そのままだと風邪引くし、シャワー浴びてきたら?」


突然の大雨のお陰で二人ともびしょびょ。

こんな姿ではとてもじゃないけど
挨拶なんて出来なかったし、
ご両親がいなくて良かったかもしれない。


「祐人くん先にいーよ!」

「いや、小春先入って?
嫌なら一緒に入るんでもいいけど?」


笑って言うけど後に入るって言ったら
冗談じゃなくてほんとに入りそう…。


「じゃあお先に!」


祐人くんからバスタオルと着替えを受け取ってシャワーを浴びた。


髪も濡れてしまったので
シャンプーとトリートメントもお借りして
ドライヤーでしっかり乾かした。


着替えはというと祐人くんのTシャツと
ズボンを貸してくれたので、
着てみたんだけど
サイズが大きくてぶかぶか。


Tシャツはお尻が隠れるくらいの丈で
ズボンに関しては長くて引きずっちゃう。
ズボンは諦めてTシャツ一枚で着ることにしました。
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