俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~

麗しのイケメンボイス、再び

★★★




パーティー会場で、なずなのまさかの遭遇。

俺から逃げるなずなに、何故かムキになってしまった俺は、ヤツを追いかける。

会場の外で捕まえたはいいが、互いにムキになって、壁ドン、足ドン、デコツンなどなど…攻防を繰り広げていたら。

まさかまさかの俺の幼なじみ、舞絵に偶然その現場を目撃され。

婦女暴行疑惑をかけられる(…)。

暴行未遂、警察に被害届!

…その言葉で一気に頭に血が昇ってしまった。

しまいには、その間になずなに逃げられるし!





強烈娘を相手に。

今度は俺の糾弾物語。



ヤツは俺の知り合い!…そ、そう。おまえの言う『日本舞踊の愛しい姫君(失笑)』なんだってば!

偶然会場で遭遇して、ワケあって(詳細は割愛)モメてただけなんだよ!

なのに、なのにおまえはああぁぁっ!

婦女暴行でも何でもない!俺のこのデコを見ろ!

うっすら赤くなっている、このデコを見ろぉぉっ!



爆発的に糾弾し、はぁはぁと息切れしてしまった。


しかし、この女は…!


「あら、そうですか。あの美しい御婦人があの日本舞踊の姫君でしたか。全然わかりませんでしたわ…!」


…悪びれた様子、反省の色、全く無し!

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