俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~
急行せよ
★★★
「…ねえ、兄貴」
「ん?何?」
竜堂が去って、カフェに取り残された俺達。
兄貴と二人で、まだ残ってる飲み物を口にしていたが。
今のやり取りから、兄貴に聞きたいことがあった。
「…今の人、どこ行ったの」
竜堂だって、恐らくなずなとの件に関わっているはずだ。
その内容の欠片だけでも知りたくて、兄貴に探りを入れてみる。
しかし、伺ってみるが、兄貴は顔色を変える様子はない。
…兄貴はどこまで知ってるのか。
「さあ」
「…あの人、何してんの」
「うーん。わからない」
「………」
え。わかんないの。
最後のやり取り。わかっていそうな気がしたんだけど。
…見当違いかな。ガッカリだ。
「伶士」
「…ん?」
「彼は、姫を護りながら悪を倒すヒーローなのだよ」
「………」
「今宵も悪を倒してきて、最後に美味しい酒飲んでめでたしめでたし」
なんだそれは。
わかりづらっ…。
「…ねえ、兄貴」
「ん?何?」
竜堂が去って、カフェに取り残された俺達。
兄貴と二人で、まだ残ってる飲み物を口にしていたが。
今のやり取りから、兄貴に聞きたいことがあった。
「…今の人、どこ行ったの」
竜堂だって、恐らくなずなとの件に関わっているはずだ。
その内容の欠片だけでも知りたくて、兄貴に探りを入れてみる。
しかし、伺ってみるが、兄貴は顔色を変える様子はない。
…兄貴はどこまで知ってるのか。
「さあ」
「…あの人、何してんの」
「うーん。わからない」
「………」
え。わかんないの。
最後のやり取り。わかっていそうな気がしたんだけど。
…見当違いかな。ガッカリだ。
「伶士」
「…ん?」
「彼は、姫を護りながら悪を倒すヒーローなのだよ」
「………」
「今宵も悪を倒してきて、最後に美味しい酒飲んでめでたしめでたし」
なんだそれは。
わかりづらっ…。