俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~
(リグ・ヴェーダもとんでもない子を敵に回しましたね。僕は知りませんよ?)
恐らく、完膚なきまでに八つ裂きにされる。
行く末を案じているのか、楽しみなのか。
いろんな意味をも含めて、また笑みを浮かべてしまった。
苦笑いなのか、何なのか。
(復讐の鬼と化さなきゃいいですけどね…)
そんなことを危惧しながら、発進のためにシートベルトを装着した。
「…さあ、戻りますか。みんなのところへ」
「ねえ、拓狼さんっ!どうせ間に合わないなら、コンビニ寄って下さい!肉まん買うー」
「それもいいですね。寒っ」