俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~
でも、小笠原家、麗華さんとは付き合いも長いし、なんたって麗華さんの企画で出来上がったホテルだ。
素直にお祝いしたい気持ちもある。
なので、参加することに決めた。
(…あ)
そういや。
ふと思い出して、スマホを取り出し画面を開く。
…そういや、麗華さんからLINEが来ていた。
さっきチラッと読んだけど、確認のためにもう一度見る。
確か…!
《伶士さん、この度は24日のセレモニーへのご出席ありがとうございます。ところで、年明けにお話ししたことを覚えてますか?》
その続きも、一方的に綴られていた。
《その後、意中の女性の方とはどうなってますか?よろしかったら、一緒に参加してくださいませんか?》
うわ。うわうわうわ。
そうだった…!
『…そこで、意中の女性の方もお誘いしてはいかがでしょう?』
年明けの新年会で会った時、こんなこと言われてた。
よく覚えてたな。俺、言われるまで忘れてたのに。