俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~
意中の女性とどうなってますか?って。
今、ちょうど告白だのなんだので、ゴタゴタになってるとは、麗華さんも知る由がないよな。
そんな中でパーティーに誘うとか…。
(………)
…ちょっと待て。
その時、ふと。
小さな案が頭に浮かんだ。
なずなは、月末は忙しいって言ってたから無理である可能性が高いけど。
連絡するきっかけにはなるから、一応…誘ってみるのはどうか。
(い、いや…)
いや、でも、もし。
行けるってことになったら、これは相当早い話になってくる。
でも、なずなにそんな暇あるだろうか。
ダメで、元々。
思い付いたら即実行で。
なずなとのスレ画面を開く。
勢いで、一気にメッセージを送信してしまった。
《おまえ、24日予定ある?》
それから、部屋に戻って着替えをする。
脱いだ物を片付けたり、身の回りのことを済ませて落ち着いてから、返事が来ているか確認。
「………」
既読はついてる。
でも、返信がない。
…堂々と既読スルーか!