俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~
体のダメージと共にげんなりとする。
こんなにダメージ負ってるのに、結婚の話しすな。
(………)
しかし、助かったのか…。
だとしたら、難題はまだ待ち受けている。
どうしようかな…。
傍にいる玲於奈に、事の顛末はどうなったのか聞きたいけど、声を発する体力がないので諦める。
ボーッとした意識の中、これからのことを漠然と考えてみた。
体、いつになったら楽になるんだろ。
伶士、どうなったかな…。
すると、足元の方から物音がする。
ドア開けて誰かやってきた。
傍にいた玲於奈が、ベッドから離れていった。
「ボス、ご苦労様です。話終わりましたか」
「うん。…で、なずなは?」
「…あ、今しがた目が覚めまシタ」
あ、剣軌が来たのか…。
と、思ったらバタバタと騒がしく足音が聞こえる。
「…なずなっ!」