俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~

…瞳真くんの一芸は、さておいて。



それからみんなでバスで移動。

大通で陣内と待ち合わせをし、合流したところで、みんなで昼にあの濱岡屋ラーメンを食べに行く。

…この間、初だったけど。

こってりが度を越していて、案外旨かったんだよな。

俺は胃腸は丈夫なので、下痢や嘔吐はなかった。

喉はめっちゃ渇いたけど。



…忠晴は、昼はウチで振る舞いますか?と言っていたが。

人数いるし、張り切ってシェフを呼ばれても困るので、みんなで外で食べてから行くと言っておいた。

濱岡屋に行くことはナイショ。

それに…もう一回食べたかったんだよなぁ。

やはり、このラーメン、ドラッグ入ってるんだろうか。



そして、ラーメンを食べ終えて、みんなを引き連れて再び地下鉄に乗る。



「伶士んち、地下鉄降りて何分ぐらい歩くの?」



地下鉄に揺られていると、颯太がそれとなく聞いてくる。



「うーん…歩くのは30分かかるから、迎えに来てくれるって」

「迎え?母さんが?」

「ううん。忠晴が」

「忠晴?誰?おじいちゃん?」

「いや、執事」

「…執事ぃっ?!」


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