俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~
…颯太の持ってきたビッグサイズのポテトチップスが、忠晴の手によって大きいガラス皿に盛られて柚子胡椒マヨネーズが添えられていても。
「こ、これ、颯太がさっき買ってきたポテチだろ?…器に乗せられるとこんなに高級になるのか!」
「せ、セレブマジック…」
「うすしおと柚子胡椒マヨネーズ合うな」
…やはり、みんな。
その事を忘れてくれることはなく。
「っつーか、さっきの何なの。何でおまえの美魔女母ちゃん、なずぽよのこと知ってんの」
「………」
やはり…!
みんなでテレビ前のテーブルとソファーに落ち着いたところ、やはりその話題をふとポテチばかり食っている陣内にふっ掛けられる。
すると、みんな思い出したのか、次々と質疑応答が始まるのだった。
「…そ、そうだった!そうだ!…え?親公認の仲なの?!」
「もうそこまで進んでるのか?!っつーか、伶士がなずぽよ好きなんて昨日知ったんだけど!リンリンじゃないのか!」
「もう付き合ってたのか?!俺達に内緒でぇぇっ!」
「い、いや、ちがっ…」