いつだって
第一章
プロローグ
___まだボクは縛られている
窓の外を見上げると鳥が羽ばたいていた
あぁ、いいな
あの鳥のように青空を羽ばたいてみたい
自由になりたい
そんなことを思ってみた
夢を見ることは大事だ、と人は言う
夢を見るなんてくだらない、とも人は言う
__じゃあ、ボクは?
夢を見ることができるだけでいいじゃないか
ねたんでみた
その資格はボクにはないのに
今日もアイツがやってくる
最悪な日々が始まる
それでもボクは笑い続ける
それしか能がないなら