記憶シュレッダー
そうだった……!


そうだったそうだったそうだった!


あの2人は、蒔絵はあたしのことを恨んでいる!


あたしは呼吸が荒くなるのを感じた。


酸素が薄くてうまく吸い込むことができない。


「うっ……うぅっ……」


悔しくて涙がボロボロとあふれ出す。


泣きたくなんてないのに、止められない。


忘れていた強いストレスが体中を駆け巡っている。


「あああああああああ!!」


雄たけびを上げて頭をかきむしる。


殺したい……!


殺したい殺したい殺したい!!
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