記憶シュレッダー
「ひとりで家にいるとき、全然眠れなかったの。このままひとりぼっちになっちゃうんじゃないかって思って」


「そんなことはないよ。俺がずっと一緒にいるから」


浩太はあたしが欲しいと願う言葉をかけてくれる。


あたしはつい浩太に甘えて、大きな声を上げて泣いてしまったのだった。
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