記憶シュレッダー
☆☆☆
この日、浩太はあたしに付き合ってずっと隣りにいてくれた。
気がつくと泣きつかれてソファで眠っていたのだけれど、起きた時に浩太はまだ隣りにいてくれた。
「き、昨日はごめんね! なんか、泊らせちゃって!」
あたしは浩太と二人分の朝食を準備しながら、焦って言った。
結局、浩太はあたしのために泊まってくれたのだ。
なにもなかったと言っても意識してしまって、真っすぐに浩太の顔をみることができない。
「別に。俺の親も敦子のこと気にしてたし、大丈夫だって」
「そ、そっか……」
浩太の両親も泊まることを許してくれたのだ。
嬉しい反面、とても恥ずかしい気持ちになった。
「それより、今日は昨日のテストが戻ってくる日だぞ」
朝食を食べ終えた浩太が急に現実的なことを言ってきた。
「あ……そうだっけ……」
判定試験と言っても、地元の中学生に向けた試験だから、結果が出るもの早いのだ。
この日、浩太はあたしに付き合ってずっと隣りにいてくれた。
気がつくと泣きつかれてソファで眠っていたのだけれど、起きた時に浩太はまだ隣りにいてくれた。
「き、昨日はごめんね! なんか、泊らせちゃって!」
あたしは浩太と二人分の朝食を準備しながら、焦って言った。
結局、浩太はあたしのために泊まってくれたのだ。
なにもなかったと言っても意識してしまって、真っすぐに浩太の顔をみることができない。
「別に。俺の親も敦子のこと気にしてたし、大丈夫だって」
「そ、そっか……」
浩太の両親も泊まることを許してくれたのだ。
嬉しい反面、とても恥ずかしい気持ちになった。
「それより、今日は昨日のテストが戻ってくる日だぞ」
朝食を食べ終えた浩太が急に現実的なことを言ってきた。
「あ……そうだっけ……」
判定試験と言っても、地元の中学生に向けた試験だから、結果が出るもの早いのだ。