記憶シュレッダー
浩太とは小学校の頃からの友達だけど、中学に入学してから急に人気が出始めた。
背が伸びて、サッカーでほどよく鍛えられてきたからだと思う。
「あ~あ……浩太があんなにかっこよくなるなんて思わなかったよぉ!」
あたしは盛大なため息とともにそう言い、机に突っ伏した。
浩太がこんなに人気になると知っていれば、小学校の頃からもっと仲良くしてきたのに。
今さら悔やんでも仕方ないことだけど……。
「で、でもさ。好きな人がいると、それだけで毎日楽しいよね?」
由香里が言いにくそうにそう言い、頬を赤らめた。
モジモジと体を動かしているその姿にあたしと蒔絵は目を見かわせる。
「もしかして由香里、好きな人ができたの!?」
「シッ! 蒔絵、声が大きいよ!」
慌てて教室内を見回している。
「うそー! 誰誰!?」
あたしは蒔絵と一緒に好奇心むき出しで由香里を見つめた。
背が伸びて、サッカーでほどよく鍛えられてきたからだと思う。
「あ~あ……浩太があんなにかっこよくなるなんて思わなかったよぉ!」
あたしは盛大なため息とともにそう言い、机に突っ伏した。
浩太がこんなに人気になると知っていれば、小学校の頃からもっと仲良くしてきたのに。
今さら悔やんでも仕方ないことだけど……。
「で、でもさ。好きな人がいると、それだけで毎日楽しいよね?」
由香里が言いにくそうにそう言い、頬を赤らめた。
モジモジと体を動かしているその姿にあたしと蒔絵は目を見かわせる。
「もしかして由香里、好きな人ができたの!?」
「シッ! 蒔絵、声が大きいよ!」
慌てて教室内を見回している。
「うそー! 誰誰!?」
あたしは蒔絵と一緒に好奇心むき出しで由香里を見つめた。