最後の一夜のはずが、愛の証を身ごもりました~トツキトオカの切愛夫婦事情~
「それより気になるんだけど、ひとちゃんの体調。ちゃんと検査したほうがいいんじゃない?」
「ああ、大丈夫だよ。そんな大袈裟にするほどじゃ」
「だって、生理は来てるの?」
へらっと笑っていた私は、眉をひそめる彼女のひとことでぴたりと動きを止めた。
今月、生理はまだ来ていない。そういえば、前回来たのって結構前だった気が……。
しばし固まっていた私は、急に不安になってスマホを取り出し、カレンダーを見て記憶を遡らせる。
確か、前回は三月中旬くらいに終わっていたと思う。今は四月下旬。私は遅れることもよくあるからあまり気にしていなかったが、一カ月以上止まっているとなると、さすがに……。
「やばいかも……」
「嘘っ!?」
急激に不安が広がり唖然としてつぶやく私に、麻那は驚きの声を上げた。
半信半疑だけれど、最近の体調と生理が来ないことを照らし合わせれば、一番に考えられる原因はひとつしかない。
今ここにはいない彼との一夜が脳裏に過ぎり、鼓動は激しく乱れていた。
「ああ、大丈夫だよ。そんな大袈裟にするほどじゃ」
「だって、生理は来てるの?」
へらっと笑っていた私は、眉をひそめる彼女のひとことでぴたりと動きを止めた。
今月、生理はまだ来ていない。そういえば、前回来たのって結構前だった気が……。
しばし固まっていた私は、急に不安になってスマホを取り出し、カレンダーを見て記憶を遡らせる。
確か、前回は三月中旬くらいに終わっていたと思う。今は四月下旬。私は遅れることもよくあるからあまり気にしていなかったが、一カ月以上止まっているとなると、さすがに……。
「やばいかも……」
「嘘っ!?」
急激に不安が広がり唖然としてつぶやく私に、麻那は驚きの声を上げた。
半信半疑だけれど、最近の体調と生理が来ないことを照らし合わせれば、一番に考えられる原因はひとつしかない。
今ここにはいない彼との一夜が脳裏に過ぎり、鼓動は激しく乱れていた。