背中合わせからはじめましょう ◇背中合わせの、その先に…… 更新◇
そもそも、何故こんな窮屈な場に居なければならないのか?
それは、一週間前にさかのぼる……
湯之原美月(ゆのはらみづき)二十九歳。大手企業の秘書課の係長になり二年。部下達への指導も時には厳しい事もあるが、雑談や相談事など気軽に話してくれ、順調に会社生活を送っていると思う。立場上、見た目にも気を使い、清潔で美しいイメージを保っているつもりだ。
そう、傍から見れば、完璧な女子社員。
強いて、問題点を上げるならば、彼氏がいない事だ……
でもどういうわけだか社内で私には、容姿に学歴等、完璧な彼氏がいると言う事になっているらしい。
部下達に、そんな話をされたのはいつの事やら……
多分、その噂はそのままになっているらしく、私に言い寄って来る男などいない……
というか、誰も私と付き合いたいなんて思わないのかもしれない。
別に、私自信が、彼が居ない事をそれほど問題視はしていない。
だから、ほっといてくれりゃいいのに……
だが、世の中そうは行かないらしい……
それは、一週間前にさかのぼる……
湯之原美月(ゆのはらみづき)二十九歳。大手企業の秘書課の係長になり二年。部下達への指導も時には厳しい事もあるが、雑談や相談事など気軽に話してくれ、順調に会社生活を送っていると思う。立場上、見た目にも気を使い、清潔で美しいイメージを保っているつもりだ。
そう、傍から見れば、完璧な女子社員。
強いて、問題点を上げるならば、彼氏がいない事だ……
でもどういうわけだか社内で私には、容姿に学歴等、完璧な彼氏がいると言う事になっているらしい。
部下達に、そんな話をされたのはいつの事やら……
多分、その噂はそのままになっているらしく、私に言い寄って来る男などいない……
というか、誰も私と付き合いたいなんて思わないのかもしれない。
別に、私自信が、彼が居ない事をそれほど問題視はしていない。
だから、ほっといてくれりゃいいのに……
だが、世の中そうは行かないらしい……