背中合わせからはじめましょう ◇背中合わせの、その先に…… 更新◇
どのくらい時間が経ったのだろか?
それでも、パソコンを開き、メールチェックや必要な書類作成などをしていた。
「あははははっ!」
突然、リビングの方から、彼女の笑い声が聞こえてきた。気にしても仕方ない。チラリとリビングに目を向けたが、又、パソコンの画面へと目を戻した。
う~ん。
気になる。
彼女の笑い声が繰り返されるたびに、パソコンから目を離してしまう。
見に行くのも、なんだか気になっていると思われるようでいかがなものか?
トイレに行くついでならどうだろうか?
俺は、立ち上がり寝室のドアへと向かった。
トイレに行くのだと自分にいいか聞かせたが、俺の足はリビングの入り口で止まった。
ソファーに寝ころび、缶ビールを飲みながら、彼女は腹を抱えて笑っている。彼女の目線は、リビングに置いてある大きなテレビだ。どうも、バラエティー番組をやっているらしい。
テーブルの上には、さきイカの袋とマヨネーズに七味唐辛子の瓶が転がっている。
そして、彼女がテーブルの上の缶ビールに手を伸ばすたびに、バスローブの隙間からちらちらと、白い太股が見える。
俺は、どのくらいその光景を見ていたのだろうか?
ふと、彼女が俺の方を見た。
しまった……
太股を見ていた事を気づかれただろうか?
彼女が起き上がった。
「あっ。ビール持ってきますね」
彼女は、バーカウンターの奥の例倉庫へ向かった。
…… ……
彼女は持ってきた缶ビールを、俺に手渡した。
「良かったら、さきイカもどうぞ」
彼女はそう言って、また、ソファーに寝ころんだ。
俺はテーブルの上に転がった七味唐辛子の瓶を起こすと、ソファーへと座った。
プシュッと、缶ビールの蓋を開けた。
そして、俺は彼女の笑い声につられ、テレビの画面へと目を向けた。
気付けば、ソファーに寝ころび、さきイカくわえてテレビを見て、声を出して笑っていた。
時々、彼女と目を合わせて笑い合った。
テレビを見て笑うなんて、何年ぶりだろうか?
たまには、いいかもしれないなどと思ってしまった。
それでも、パソコンを開き、メールチェックや必要な書類作成などをしていた。
「あははははっ!」
突然、リビングの方から、彼女の笑い声が聞こえてきた。気にしても仕方ない。チラリとリビングに目を向けたが、又、パソコンの画面へと目を戻した。
う~ん。
気になる。
彼女の笑い声が繰り返されるたびに、パソコンから目を離してしまう。
見に行くのも、なんだか気になっていると思われるようでいかがなものか?
トイレに行くついでならどうだろうか?
俺は、立ち上がり寝室のドアへと向かった。
トイレに行くのだと自分にいいか聞かせたが、俺の足はリビングの入り口で止まった。
ソファーに寝ころび、缶ビールを飲みながら、彼女は腹を抱えて笑っている。彼女の目線は、リビングに置いてある大きなテレビだ。どうも、バラエティー番組をやっているらしい。
テーブルの上には、さきイカの袋とマヨネーズに七味唐辛子の瓶が転がっている。
そして、彼女がテーブルの上の缶ビールに手を伸ばすたびに、バスローブの隙間からちらちらと、白い太股が見える。
俺は、どのくらいその光景を見ていたのだろうか?
ふと、彼女が俺の方を見た。
しまった……
太股を見ていた事を気づかれただろうか?
彼女が起き上がった。
「あっ。ビール持ってきますね」
彼女は、バーカウンターの奥の例倉庫へ向かった。
…… ……
彼女は持ってきた缶ビールを、俺に手渡した。
「良かったら、さきイカもどうぞ」
彼女はそう言って、また、ソファーに寝ころんだ。
俺はテーブルの上に転がった七味唐辛子の瓶を起こすと、ソファーへと座った。
プシュッと、缶ビールの蓋を開けた。
そして、俺は彼女の笑い声につられ、テレビの画面へと目を向けた。
気付けば、ソファーに寝ころび、さきイカくわえてテレビを見て、声を出して笑っていた。
時々、彼女と目を合わせて笑い合った。
テレビを見て笑うなんて、何年ぶりだろうか?
たまには、いいかもしれないなどと思ってしまった。