サッカーボールと先輩とアタシ
旬磨先輩もヒロ先輩も、アタシの事を好きだ、と言ってくれた。
返事はいらない、ただ気持ちを伝えたかった、と。
でも、潤くんは返事を求めている。
急いでいる。
不安なのだろうか。
アタシの心が、離れていっている事を気付いているのだろうか。
でも、アタシは少しずつ潤くんの存在を消しながら前に進んできた。
そして、気になる人達がいた。
ズルイよ、今さら…。
アタシは、アタシの中にはもう……。