サッカーボールと先輩とアタシ

気になる存在―旬磨―



「大丈夫ですか、彼女??」

「うーん、少し休んだら落ち着くと思うけど。」

白いカーテンで仕切られた見えない彼女を、見つめた。





落ち着かない様子で、彼女は教室に現れた。

とは言っても、現在は学園祭の真っ最中でここはホストクラブとなっていた。

…ったく、お化け屋敷の方が断然面白いのに。

クラス委員長がじゃんけんで負けるからだよ。

全く、何でこんな格好して『女子と楽しくおしゃべり』しなくちゃならないんだ??

そんなモヤモヤしている時に現れた彼女。

ちょうど『お客』が途切れた瞬間だった。

「ハジメ!!
彼女ここ!!」

叫んでいた。





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