サッカーボールと先輩とアタシ


本気で迷う前に帰ろう…。

来た道を戻る。



あれ…バス降りた所??

……どこだったかな??



やっぱり迷った、かな…。

やばいかも。

降りた所とは違うバス停の前で、アタシはため息をついた。

こうなったら、誰かに聞くしかない。

デパートへ向っていたアタシのベクトルは、寮へと戻っていた。

「あれ??坂下万桜…ちゃん??」

名前を呼ばれビックリして振り返る。

アタシをフルネームで呼ぶのは…??

旬磨………先輩?!

< 46 / 239 >

この作品をシェア

pagetop