サッカーボールと先輩とアタシ


間もなく、試合開始。

先生からスタメンを聞き、スコアブックに書き入れる。

メンバーはアップの為、次々とベンチを後にする。

体が反応する。

それたボールを追いかけ戻す。

ベンチに戻った人にタオルを手渡す。

少なくなった水筒にドリンクを足す。

「ありがとう。」

「気が利くね。」

その言葉も嬉しいが、皆んながサッカーに集中できる環境を作れる事が、アタシの幸せ。

今までの努力を最大限発揮できるようにサポートするのが、マネージャーの仕事。

そしてホイッスルが響いた。

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