サッカーボールと先輩とアタシ
「私、万桜ちゃんと旬磨先輩が仲良くしているの見るの辛いよ。
私の気持ち、知ってるくせに!!酷いよっ。」
ごめん万桜ちゃん。
でも、どうして万桜ちゃんなのかな??
どうして私じゃないのかな??
ずっとずっと万桜ちゃんより長く先輩を見てきたのに。
私の方が旬磨先輩の事、たくさん知ってるのに。
立ち去る瞬間に見た万桜ちゃんの顔は、今にも泣き出しそうな、そんな顔だった。
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