しかくかんけい!
なまえ、ナマエ、名前……え、え?
えええええ??
可愛い、って、
名前 が 可愛い!?
可愛いのは、私じゃなくて、名前!?
思わずぱっとしょーくんを見上げると、
くくっと肩を震わせて。
小悪魔みたいな、微笑み。
キャーーーッ!!!
かかかか勘違い!!
は、恥ずかしい!
てっきり容姿のこと褒めてくれているのかと思ったじゃん!
お世辞でも嬉しいなぁと一瞬でも思った自分を殴りたいこの気持ちを誰か共に分かち合おう!
とか何とか頭の中で羞恥が広がって、だんだん顔がかあっと火照るのを感じた。
そしたらもう一気にからだじゅうへ熱が充満して。
きっと私の顔はこの夕日のように真っ赤だと思う。
「ふふっ。いい反応」
こんな姿、しょーくんにだけは見られたくなかったのに。
君は今、そこに立っているという事実。
認めたくない事実と恥ずかしさでいたたまれなくて、不覚にも目の奥から込みあげてくるわけのわからない感情。